導入事例 / Global Link Singapore 2026 事前交流

Global Link Singapore 2026に参加した4カ国の学校へ、オンラインとシンガポール現地の2段階で事前交流を提供

JTBグループが主催するアジアの中高生向け研究発表会「Global Link Singapore 2026」(以下、GLS)に参加した日本の学校の生徒と、インドネシア・カンボジア・タイの4校の生徒が、本番を前に交流できる場を設けました。7月18日にオンラインで出会い、GLS本番前日の7月31日にはシンガポールの南洋理工大学(NTU)で対面しました。英語が得意でない生徒も、写真と短いフレーズを手がかりに自分から話しかけられるよう、準備と実践を組み合わせた内容としています。

企画協力EducationLink

「Welcome to the Pre-GLS Meetup」と映したスクリーンの前に並んだ、日本・インドネシア・タイの生徒たちの集合写真
Day 2 の最後に撮影した集合写真(7月31日、南洋理工大学)

日本

GLSに参加した学校

生徒28名

インドネシア・カンボジア・タイ

GLSに参加した4校

Day 1: 37名/Day 2: 23名

プログラム名
PRE-GLS 国際交流英語トレーニング
関連行事
Global Link Singapore 2026(主催:JTBグループ)
日本側
GLSに参加した日本の学校
海外側
Kharisma Bangsa School、SMA Labschool Kebayoran(インドネシア)、CIA FIRST International School Russey Keo Campus(カンボジア)、Patumwan Demonstration School(タイ)
実施期間
2026年7月
Day 1: 7月18日 17:30〜20:10(日本時間)
Day 2: 7月31日 午前10:30〜12:30、午後14:30〜16:30(シンガポール時間)
参加人数
日本 28名
海外(インドネシア・カンボジア・タイ)Day 1: 37名、Day 2: 23名
形式
オンライン+対面(シンガポール・NTU)
使用ツール
Zoom(ブレイクアウトルーム)、Padlet

背景

日本の参加校の生徒は、8月1日からシンガポールで開かれたGLSに参加しました。参加生徒には、将来のGLS発表に備えて見学する中学生も多く、彼らの英語力は英検5級〜3級程度でした。会場にはアジア各国の中高生と英語で交流する機会がありますが、相手から話しかけられるのを待つのではなく、自分から声をかけて交流と研究発表を楽しめることを目指し、本番の前に2段階の交流の場を用意しました。

Day 1 はオンラインで海外の生徒と顔見知りになり、Day 2 はGLS本番前日にシンガポールで対面します。一度話した相手と現地で再会することで、初対面の緊張を本番前にほぐしておけるようにしました。

交流の相手は、GLSに参加したインドネシア・カンボジア・タイの4校の生徒です。海外の生徒にとっても、各国の参加者と本番前に知り合える、それ自体で完結した国際交流の場として案内しました。相手がGLSで研究発表を行う生徒であることから、Day 2 で知り合った相手の発表をGLS本番で訪ねる、という流れも組み込みました。

実施内容

英語力に頼らずに会話を続けられるよう、生徒には3つの「手札」を用意しました。

  • 見せる:自分の好きなものや部活を写真1枚で紹介する("Can I show you this?")
  • 質問する:言葉に詰まったら聞き役に回る("I have a question." "Why do you like it?" "Could you tell me more (about)?" など)
  • 反応する:短いひとことで場をつなぐ("That's cool!" / "Me too!" など)

生徒は事前に、写真1枚とひとことをオンライン掲示板(Padlet)に投稿し、Day 1・Day 2 を通じて「見せる1枚」として使いました。手元で使える交流フレーズ集も配布しています。

  1. Day 1

    オンライン交流(7月18日)

    前半60分は日本の生徒のみで、日本語で準備しました。「正しい英語」より熱意と笑顔で伝えるという心構えを共有し、3つの手札の使い方を確認したうえで、日本の生徒同士でリハーサルを行いました。留学生スタッフもサポートに入っています。

    後半90分は海外の生徒が合流しました。全員が同じ質問に答えるウォームアップの後、22グループに分かれ、ブレイクアウトルームで相手グループを替えながら交流しました。各ラウンドでは代表の生徒がPadletを画面共有し、一人ずつ投稿を紹介して質問し合います。ラウンドの前には、次の相手の投稿を見て聞きたいことをグループで相談する時間を設けました。最後に集合写真を撮影しました。

    終了後の10分は日本の生徒のみで振り返り、「今日いちばんよかったこと」を匿名で一言ずつ入力して共有しました。

  2. Day 2 午前

    準備(7月31日、NTU)

    日本の生徒は予定より早く会場に着いたため、開始前の約1時間を翌日のGLSに向けた下調べにあてました。海外参加校4校・13チームの研究概要を日本語にまとめた資料を読み、GLSのAbstract集で英語の原文にも目を通して、見に行く発表と聞きたい質問を決めました。

    続いてグループごとにDay 1を振り返り、午後のミッション「3つのC」をミッションシートとともに配りました。

    • Connect:話しかけてつながる
    • Communicate:もう一歩質問する(目標5人)
    • Check-in:GLSで発表を見に行く約束をする(目標3人)

    講師が午後の各場面での声のかけ方を実演し、最後に各自、Padletの1枚を仕上げるか、翌日見に行く発表の時間と場所を書き出しました。

  3. Day 2 午後

    対面交流(7月31日、NTU)

    海外の生徒が合流しました。Day 1 でオンライン交流したインドネシアの生徒が中心です。

    1. アイスブレイク:質問への答えごとにA〜Dのコーナーへ移動し、同じ答えの人と話す(好きなこと、関心のある研究分野、休日の過ごし方など)
    2. グループ交流:日本の生徒と海外の生徒が、10分ごとに相手を替えて交流。各ラウンドで他国の生徒とペアを組み、5分ずつ2人と話しました(名前 → 見せる → 質問し合う)
    3. ビンゴ:「楽器が弾ける」「3か国以上に行ったことがある」など、5×5のマスの条件に当てはまる海外の生徒を探してサインを集めるゲーム。1人がサインできるのは3マスまで
    4. グループ交流(2回目)
    5. クロージング:翌日のGLSで、ポスターやブースの発表を訪ね合うことを約束して集合写真
Zoom の画面に並んだ、Day 1 に参加した各国の生徒たち
Day 1|オンライン交流(7月18日)
会場で向かい合って話す生徒たち
Day 2|対面交流(7月31日、NTU)
  1. GLS本番

    8月1日〜

    オンラインで生まれたつながりは、そのまま現地の会場へと引き継がれ、大いに盛り上がりました。GLS本番では、互いの研究発表を応援し合い、受賞をともに喜ぶ場面もありました。交流が友情へと広がっていったことは、私たちにとっても嬉しい出来事でした。

AirPangaeaが担当したこと

海外参加校との調整から、プログラムの設計、教材づくり、当日の進行までを、AirPangaeaが担当しました。

  • 海外参加校(インドネシア・カンボジア・タイ)への案内と参加調整
  • Day 1・Day 2 の2段階の交流プログラムの設計
  • 先生方向け説明資料、生徒向けの参加準備ガイド・交流フレーズ集の作成
  • 海外参加校の研究概要(4校・13チーム)の日本語まとめ
  • ミッションシート、ビンゴカードの作成
  • Zoom(ブレイクアウトルーム)とPadletの準備、交流ローテーション表の作成
  • 当日の進行と英語サポート(講師・アシスタント・留学生スタッフ)
  • 事後アンケートの設計

Day 2 は生徒が予定より早く会場に着くことになったため、先生方から、空いた時間を自習にあて、翌日のGLSで発表を聞きに行く準備につなげたいというご提案をいただきました。これを受けて海外参加校の研究概要を日本語にまとめ、午前の下調べから午後の交流、翌日の発表訪問までを一続きにする構成に組み直しています。

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